そもそも治験ってなに?
治験とは開発中の新薬の有効性や安全性を確認するための試験の事です。
私たちが普段使用している薬も全て「治験」を経て国から承認されたものです。
そして新薬の開発には治験に参加する人が必要です。それが治験ボランティア
の仕事です。
治験バイトは儲かる?金額は?
まず治験参加は法律上ボランティアとして定義されていて、金銭を対価として参加を募る
方法が禁止されているためバイト代としてではなく正確には「負担軽減費」として
ある程度の金額が治験者に支払われます。
<負担軽減費の金額算出概念(4日間の入院の場合)>
時給600~900円×24時間×4日=57600~86400円
例:入院2泊3日×2回試験なら8万円前後の金額が協力費としてもらえます。
これに加えて採血回数、交通費などが加味された金額が治験参加者に支払われます。
治験をアルバイトとして考えた場合、自由時間も時給換算されるので
かなり高収入なバイトといえます。
治験バイトの金額は高額だけど副作用は?
薬には必ず効果とそれに伴う副作用があります。
新薬などの治験も例外ではありません。
治験では安全性を確保するため基礎研究や臨床試験などで有効性と安全性を十分に確認
し、またIRBという第三者機関による治験の監視体制のもと行われます。
さらに、治験実施前には必ず医師からの副作用の程度、発生頻度などの詳しい説明が
あるのでよく説明を聞き、納得した上で参加、不参加を決めましょう。
万が一、副作用で健康が損なわれたら?
万が一、治験薬の影響で健康状態が損なわれた場合は、製薬メーカーや、医療機関関係
スタッフが適切な治療、処置を行います。
その際に必要な一切の費用は製薬企業と医療機関が負担します。